日本レコード協会の意見広告とエイベックス

投稿者: | 2004/7/2 金曜日

朝朝日新聞読んでて目に止まった「RIAJの意見広告」の事について書こうと思ってたら
謎工さんとOTO-NETAさんとこでも取り上げられてた。
melma!blog [The Trembling of a Leaf] 良かったこと・悪かったこと
OTO-NETA: 読売新聞朝刊に掲載されたRIAJの意見広告

なんか火消しに必死やな、って言う感じ。今迄ニュースとしてはほとんど取り上げられてないから、かえってコレで内容知った人もいるのかも?

その同じ紙面に「大人向けCD続々登場」という篠崎弘という方の記事があって、エイベックスの事が書かれている。(アサヒコム探したが記事みつからなかったので一部新聞から引用)
内容は少子化の影響で先細り、CDが売れなくなったから30代以上にターゲット変えようと。
で「この層はCDコピーも楽曲のダウンロードもしないとエイベックスは見ている。”歩止まり”の良い市場でもあるわけだ。」
って随分嘗めた事言ってるな。様は煩い音楽マニアは相手にせんで大人しく騙されてくれる層を狙うということか?
「ティーン向けダンス音楽路線で急成長を遂げてきたエイベックスは、大人のCD離れを招いた”元凶”の一つでもあるそのエイベックスが大人のレーベルを立ち上げるわけだ。」
その場しのぎの薄っぺらい音楽ばっかり売って儲けたはいいがそのお客が”恒常的音楽消費者”にする事を失敗したツケが回って来たと言う事なんだが。こんな事言ってる様ではあくまでお金使ってくれる人としかみなしてないから同じ事の繰り返しになるだけかと。
消費者はそこ迄バカじゃないぞと。

エイベックス、大人向け新レーベル“エイベックス・イオ”を発表〓〓第1弾CDは森繁久彌
これもその一環か?

内容をOTO-NETAさんところからRIAJの意見広告の引用

OTO-NETA: 読売新聞朝刊に掲載されたRIAJの意見広告
音楽ファンのみなさまへ 「音楽レコードの還流防止処置」について

1.改正著作権法は、誤解されています。
日本の音楽文化の海外への普及を可能にする著作権法改正法が国会で成立しました。この改正法は、消費者への利益確保しつつ音楽文化の振興を図るものであり、衆参両議院が全会一致により成立しました。にもかかわらず、改正法の趣旨が十分理解されず、洋楽CDの輸入盤を止める法律ではないかとの誤解も生じていることを、私達が大変前年に思っています。

2.邦楽CDに限定されていないのは条約上の要請です。
私たちは、邦楽CDの日本への還流防止措置が必要と要望してまいりました。改正法が還流防止措置の対象を邦楽CDに限定しないのは、条約上の要請から日本と外国を平等に扱う必要があったからです。しかし改正法は、日本と比較して権利者の得る収入が著しく差のあるCDに対象を限定しているため、基本的に欧米からの輸入CDには対象になりません。

3.附帯決議を重く受け止めます。
衆参両議院の附帯決議では、欧米からの洋楽CDの輸入が阻害されるときは、還流防止措置の見直しが必要とされています。私たちは、附帯決議を立法府の意思として強く受け止め、公正取引委員会や日本経団連が求める「消費者利益」を最大限尊重し、万一欧米からの洋楽CDが阻害される場合には、還流予防措置の廃止をやむを得ないと考えています。

4.欧米からの洋楽CDの輸入盤は止まりません。
5メジャーズといわれる世界の大手レコード会社も、欧米で製造・販売しているCDの日本への輸入を禁止しないことを表明しています。また、アメリカレコード協会も、その会員社(約1000社)が同じ考えであるとのことを認識していますので、どうか安心してください。

・結びの言葉
私たちは、「音楽レコードの還流予防措置」の導入によって、世界の国々との音楽を通じた文化交流を促進し、全国の音楽ファンのみなさまに国内外の幅広いジャンルの音楽を楽しんでいただけるよう、努めてまいりますのでご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

カテゴリー: Music 輸入盤CD規制

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