98/06/14 CDレビュー

COCCO/クムイウタ

  5/25付 オリコンアルバムチャート 初登場1位!ライブ会場が武道館になったのでびっくりしてたらなんとアルバムが初登場1位 とは!ゴミみたいな音楽ばかりが売れてる中で凄いことだと思う。嬉しいけどCoccoの歌を必要としている人がこんなにたくさんいるのはどうなんだろうと考えてしまった。

スケール大きくなりましたね。シングル”強く儚い者たち” ”Raining”を含み、今回は全て自らの作詞作曲。”強く儚い者たち”はやはり名曲ですね。
正直ファーストアルバム聞いたときこの人はあっさりと歌やめちゃうんじゃないかな、とか頑張って生きて歌い続けて欲しいな(自殺しちゃいそうに思ったから・・・)と思った。けどSWITCHのインタヴュー読んで、ああこの人は大丈夫だなって安心した(歌はやめちゃうかも知れないけど)

自分では歌が嫌い歌手なんてやめたいと言ってる。歌が好きになるように努力してみるとも。これからまだまだ有名になったことに対する違和感と戦っていかなければならないのだろうなあ。武道館ライヴ楽しみです。

COCCO/Raining

 97年この人を知ったことが音楽の世界での一番の事件となりました。今一番注目しているアーティスト。ある意味ではBlankeyよりはまってます。まだヒットしている"強く儚い者たち"に続くシングル。スローテンポの曲が良いです。思えば12月のライヴの時やってて良い曲だなあと思ってた曲ですね。SWITCHのインタビューでこのときのライブはこの曲を歌うためにあったと言っていたけど、その気持ち葉伝わっていたのだなと思いました。

Spitz/フェイク・ファー

 同じ大学にいた時期が1年か2年だぶってるはずなんだけど当然そのときは知りませんでした。音系サークルのやつに聞いてみたけど知らなかった。ある音楽評論家の女性がメランコリックすぎて草野マサムネの世界には入って行けないから共感できないとか言っていたけど、(男の癖にぐだぐだ言うなと言うことなんだろうけど、ほっとけよお前に言われたくないと言う感じ)初めてのセルフプロデュース作品。基本的なところは売れても変わってないですこの人たちは。この人の書くメロディーってどうしてこんなに美しいのだろう。メロディメーカーとしては最高の人ですね。

Bonnie Pink/evil and flowers

 前作に続きトーレ・ヨハンソンのプロデュース。この人って英語の歌の方が圧倒的に良いですね。声の出し方が英語になってるんですよね。以前ex:LoveTambalinsのエリが発声の仕方が英語なので日本語の歌は歌えないと言っていたのを思い出した。bonnie pinkもそんな感じがする。本人は英語の歌と日本語の歌にそんな意識の差はないといってたけど。

Massive Attack/MEZZANINE

ブリストルの帝王マッシヴアタックの新作。なるべく大きい音で聴くべきです。コクトーツインズのエリザベスがボーカルで参加しています。シングルのヴィデオはエリザベスのお腹に赤ちゃんがいたのにちなんでか体内にいる赤ん坊が歌ってるというような内容になってます。コンピュータでエリザベスの口の動きと赤ん坊のモデルの同期をとったようです。

SUPERCAR/スリーアウトチェンジ

 待望のファーストアルバム。青森を現在も拠点とした活動を続けている平均年令20歳のバンド。最近の一番のお気に入りです。久々に毎日聴きたいと思ったアルバム。最近中々無いのですよこう思えるアルバムって。ベースのミキの歌う”ドライブ”サイコーに良いです。(初めてレコーデイングした曲だそうです)

何のてらいも無く轟音を鳴らし作為的でなく自分達のやりたいことを素直にやった結果 がこれというのが凄い。この時期にしか表現できない日常を歌にした最高のアルバム。こういうバンドがイギリスでなく日本のしかも青森に現れたことが面 白い。ジーザス・アンド・メリーチェーン、マイブラッディ・バレンタインあたり好きな人は聴いてみて欲しいです。

UA/AMETORA

 結婚、出産を経て、UA2枚めのフルアルバム。しかしUAらしいアルバムタイトルやなあ(笑)曲ごとにプロデユーサーを変え東京、ロンドン、ニューヨーク、スペイン、ハワイでレコーデイングされた。裏テーマは”空”らしいです。個人的には憂歌団の参加した”アントニオの歌”がベストトラックかな。ミルクティは少し浮いちゃってる感じがします。

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CDレビュー

THE MARGARRINES/koe...(12inch)

 Nobu Jと美咲ひいろの2人からなるマーガリンズ。伸びやかな声とアコーステックギターの音、美しいメロディー、スケールの大きさを感じさせます、早くアルバム聞きたいです。ポップなんだけど影がある。最近の1押しアーティスト。

ARB/TOKYO OUTSIDER(12inch)

 祝!復活!!。待ってた人は非常に多いと思う。多くのファンには納得のいかない理由で音楽活動を休止していた石橋凌が帰ってきた。やっぱりこの人にはバンドをやってもらわないと。ホントにカッコイイ!マイクもって立ってるだけでこれ程絵になるボーカリストはそうはいない。最先端の音では決してないけど今流行りの"ROCK"と言われているものとくらべるとこのバンドが時代遅れの復活バンドでないことはよく分るだろう。"魂こがして"のスタジオライヴも入ってます。#陣内よお前も帰ってこい!

Bonnie Pink/Forget Me Not

 bonnie pinkのシングルが今までどうだったか知らないのですが、(アルバムしか買ってないので)英語の歌のシングルをレコード会社も認めるようになったのだなあと思った。(過去日本語でないとシングルに出来ないと言われてきたアーティストは数知れずいるから)トーレ・ヨハンソンのプロデュース。(カラオケ入ってるのですが、バックトラックよくできてるなーと思います)この人の声の出し方、抜き方が大好きです。ポップで可愛い感じのする曲、プロモビデオのエプロン姿可愛いです。

SOUL-CIALIST ESCAPE/LOST HOMELAND

 ソウルフウラワー・ユニオンの中川敬のソロプロジェクト。大熊亘、サム・べネットの3人からなる。アイルランドミュージックの重鎮ドナール・ラニーバンドも参加してます。本当はキース・リチャーズとオノヨーコとやりたいと言ったらしい。ドナール・ラニーの要望によりSFUの"満月の夕べ"をカバーしてます。アイリシッシュ、沖縄、民謡とあらゆる音楽形態を融合させている。しかし本当にこの人良い曲を書くようになったなあー"満月の夕べ"はもとよりシングルの"短距離走者の孤独""日食の街"など良い曲が多いです。今最も信頼のおけるアーティスト

MARY LOU LORD/got no shadow

 アコーステックギターにのって歌われる素直な歌声がいいです。バスキングでロンドン、ボストンと各地を回っていたストリートの歌姫。遅咲きのメジャーデビューアルバムです。(現在31歳)カート・コバーンの元彼女と言うことで話題になってたりするが、そんなことはどうでもいいことですね。この人を語るのには。

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02/01

THE BLANKEY JET CITY/赤いタンバリン(12inch)

 アップテンポのイカスロックンロールナンバー、以外と無いんですよねBlankeyにはこの手の曲。相変らずカッコイイとしかいえませんが、(はずれなし!!奇跡的です。ホントこのバンドは凄い)ほんといい曲です。この曲もデモがそのままCDになったみたいです。プロモーションビデオに出てる女の子2人ともカワイイ3月のライブが楽しみです。

SUPERCAR/Lucky(12inch)

 へなへなしてます。(笑)何かににてるなと思ってたら、初期のRIDEに似てるかな?あんな轟音ではないけど。なんかいいです。非常に綺麗なメロディです。

SAKURA/IF YUO LOVE ME(12inch)

 ほんとに最近は女性シンガーのレベルが高いです。ソウルフルな歌声はこれから楽しみです。うまくいくとブレイクしそう。スイスとのハーフらしいですが、綺麗ですこの人。

THE BLANKEY JET CITY/国境線上の蟻

 東芝時代のベスト盤2。未発表曲2曲入ってます。”水色”はベンジーのソロプロジェクト、シャーベットのアルバムに入ってたもの。タイトルが”水”から変わってますが、僕はオリジナルの方がいいな。「THE SIX」よりこちらの方が選曲がいいかな。もうひとつの未発表曲"John Lennon"はベスト盤がでなければお蔵入りになっていたという曲、いい曲です。"冬のセーター"大好き。

GOLDI/SATURNZ RETURN

 ドラムンベースの神様。まだ1月ですが今年のベストアルバム10に入る作品です。2枚組でそれぞれ"mather""saturn"と名付けられてます。"mather"はオーケストラをバックに60分もの長さの大作です。テンパー・テンパーではオアシスのノエルがギターを弾いてます。しかし凄まじい作品ですなこれは。#テンパー・テンパーのビデオクリップコワイです。バットもってゴールディーが追いかけてきます。(これにもノエルでてます)夢に見そう。

IAN BROWN/UNFINISHED MONKEY BUSINESS

 お猿さんの歌です。うそです。(笑)もとストーンローゼズ、のシンガーイアンブラウンのソロアルバム。オリジナルローゼズのレニとマニも参加してます。しかしなぜバンドから出ていったギタリストって成功しないのかな?古くはエアロスミスのジョー・ペリー、スミスのジョニー・マー、スエードのバーナード・バトラー(最近アルバムでたそうですが)ストーン・ローゼズのジョン・スクワイァとどちらかというとバンドに残ったほうかボーカリストのほうが成功してることが多いような気がする。まあジョン・スクワイァに関してはもっと頑張って欲しいのですが・・・


SOUL FLOWER UNION/満月の夕(ゆうべ)/"ELECTRO ASYL-BOP"より

 3年目の1月17日がやって来ました。今活動休止中のソウルフラワーですが、テレビで見ましたが神戸の仮設住宅でライブやってました。新曲では無いですが、ソウルフラワーの最高傑作です。聞いて下さい。うわべだけのチャリティでは無く、ソウルフラワー・モノノケサミットとして被災地を回った体験がこの曲を生むことになった。ソウルフラワーにとってターニングポイントになった曲 。アルバムもいいです。

 


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