99.02.07 赤坂BLITZ

 本当にいいライヴでした、久しぶりに見たオーソドックスなロックバンドのライブでした。 (いい意味でです、まさかマニックスをこんな言葉で表現する事があろうとは・・・) 僕は「THIS IS MY TRUTH TELL ME YOURS」が出るまでは、ファーストアルバム出る前に日本で出た、 シングルコンピレーションの「STAY BEAUTIFUL」しか持っていませんでした、 ファーストが出て解散撤回したことによりもういいや、と距離を置いてしまい、 ろくにマニックス聞いてこなかった奴です。「EVERYTHING MUST GO」を買いに行ったら それが「THIS IS MY TRUTH TELL ME YOURS」を聞いてこれは見ておかなければならないと 思いチケットとりました。

  したがって曲をそんなに聞き込んでる人間ではありません。ファンとしては失格なのかも知れません。 2/5にKORNを見に行ったために、イマイチ、マニックスモードにならずにライヴへ望む事になりました。 大阪が時間どうりに始まった、と言うのを聞いていたのですが、この日は少し遅れ気味で、始まったのか 18:30ぐらいでした、5日のKORNの時程では無いにしろ、セットアップのためスタッフが楽器を触る度に 客席から声があがる。

  ”EVERYTHING MUST GO”で始まった、今年になってから行ったライヴ会場は 横浜アリーナ→ベイNKホール→赤坂ブリッツとだんだん見る会場が小さくなって来ている。 それにつれ音もよくなってくる。 横浜アリーナが最悪だっただけにブリッツの音の良さがよけい感じられる。 ジェームスの声が響き渡る。 演奏前に曲名を言ってから始めるライヴなんて久しぶり、というか洋楽では初めてかも。 ジェームスの人柄がしのばれる。(ロックのライヴらしく無いけど^_^) ”STAY BEAUTIFUL” まさかこの曲がきけるとは思わなかった。客のよけいな思い入れを拒否するかのように テンポアップされて演奏される。

 ジェームスのアコースティックセット ” BLACK DOG” 本当にいい声!!こんなに歌うまかったのかこの人。ギター1本でブリッツの 客を魅了する。 ”SMALL BLACK FLOWERS” の後に何故かワムの”ラスト・クリスマス”が演奏される、ちょっとこけそうになった。 この部分は日替わりでいろんな曲をやっているらしく、大阪ではビートルズの”イェスタディ” だったそうです。しかし冗談だと僕は思っていたのですが、そうでも無さそうなんですね。 「すこし遅いけどクリスマスソングを捧げます」と言うような事を言ったらしいです。 (英語聞き取れんもんで、聞いた話ですが) デビュー当時のイメージを未だ引きずっているファンとしては複雑な気持ち。 本当に人が良いと言うかバカ正直名バンド、それが4RIAL事件になった訳だが。

ラスト”YOU LOVE US”で弾ける、アンコールは無し。
時代が回ったせいか気がつくとUKを代表する王道バンドへと成長していた。こうなるとリッチーの不在がよけいに悲しく感じられる。



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